高橋 宜盟(たかはし よしあき)

一般社団法人結ライフコミュニケーション研究所・理事 研究員
難病や障害で、ことばでのコミュニケーションが難しい方たちと、ICTを活用し一緒に語り・考え、まろやかなコミュニケーションを深め、人と人のこころの「結」をみのらせることをめざす活動をしている。
指伝話(ゆびでんわ)」開発販売元の有限会社オフィス結アジア・代表取締役。
1965年2月24日愛媛県新居浜市生まれ。北海道教育大学旭川校教員養成課程教育心理学専攻卒。

 

【これまで】

小中学校の教員免許を取得したが教員にはならず、プログラマ・システムエンジニアとして企業に勤務。1997年に有限会社オフィス結アジアを設立。一方で、フランスACI社(現4D社)、株式会社EZ-ComSite(解散)、株式会社セイファート、株式会社VTMの経営に関わってきた。
2012年にオフィス結アジアで指伝話をリリース。指伝話は当初はビジネスツールと考えていたが、こう頭ガンで声を失った方の利用をきっかけに、失語症や神経難病の方などにも出会うようになった。フォーカスすべきは病気や障害ではなく、コミュニケーションであると考えるようになり、2015年3月から当研究所の活動を開始。医療・リハ専門職、特別支援学校教員・保護者などの講演会や勉強会、相談会を行なっている。言語聴覚士養成校でのAAC講座、特別支援学校のICT外部専門家の活動も続けている。

 

【連絡先】

メール: yoshi@yui.fi
Facebook: https://www.facebook.com/yoshiaki.takahashi.yui
Linked-in: https://www.linkedin.com/in/yoshiakitakahashi4

 

【講演会でお話しする内容】

こどもからおとなまで、病気や障害のある方々がICTを利用して日常生活が便利になった事例をご紹介しながら、コミュニケーションとICTについてお話しを致します。iPadで使うコミュニケーションアプリ「指伝話」に関わる事例が多くありますが、大切なのは道具ではなくどのように関わるかという点をお伝えするための例としてのご紹介です。
「うわぁ私もICTを使いこなさないとだめだなぁ」「そういうのは苦手だしなぁ」と思っている方も多いと思います。でも大丈夫です。ICTは「使いこなす」必要はなく「使うだけ」でいいのです。そもそも、いろんなことをするのが苦手な人が簡単に使えるようにする工夫がICTを生み出したのですから、機械が苦手でも構いません。でも機会は逃さないようにしたい、そのような考えをお話しします。

 

【こんなところでお話ししました】

2017年12月11日 総務省 IoT新時代の未来づくり検討委員会 人づくりWG・障害者SWG「ICTは機械ではなく機会です」
2018年5月12日 第44回日本コミュニケーション障害学会学術講演会 実践セミナー「あきらめない・決めつけない」
2018年12月2日 坂井市坂井町 障がい者地域理解推進福祉講演会「声を出すことだけが 会話ではない」
2019年7月3日 江東区重症心身障害児(者)を守る会・2019年度介護人レベルアップ研修
2019年8月2日 特別支援教育と作業療法フォーラム(大槌町)「みんなで子どもたちを支えていくために ~人と人のまろやかなコミュニケーションを実らせよう~」
2019年11月9日 東京都重症心身障害児(者)を守る会・小平市分会「ICTは機械ではなく機会です。〜ことばだけがコミュニケーションではない〜」